エジプト記 vol.06

Reiz2007-07-26

よいうことで、とうとう最終日になりました。
ここまでくると、ハードな日程を乗り越えられた!という妙な達成感が出てきます。
実は5日目くらいに体調を崩し、しんどい思いをしてたのです。
#ここらへんの詳しい話は、また後日。
ということで、この日はエジプト考古学博物館モハメド・アリ・モスクの見学となりました。
今日の一枚は「モハメド・アリ・モスク」です。エジプト?って感じしますよね。
基本的に古代エジプトには興味があるものの、それ以降の歴史にはあまり惹かれないないので、ここでも古代エジプトがらみのお話を一つ。
ルクソール神殿の第一塔門の両側にあるはずのオベリスクが、今左に1本しかないんですね。
んで、右のオベリスクはどこにあるのか?というと、今はパリのコンコルド広場に建ってるそうで。
なぜ?って普通に疑問だと思うんですが、簡単に言うと、フランス国王にオベリスクを欲しいと言われて、このモスクを建てたモハメド・アリという人(アルバニア人)がその価値にあまり興味がなくOKした結果、フランス国王がお返しにシャンデリア&大時計を贈ったんだとか。
現地ガイドの方は「2本あるから1本あげてもいいや と思って贈った」的な発言をされてましたが、対になっててこそ美しいと思うのは、今も昔も同じではないかと思うのですが...
この建物は当時の最高品質のものばかりを集めて造ったため、完成まで20年の歳月を要したとのこと。
今でも金曜の礼拝時には、たくさんの人が礼拝をしにこの場所に訪れているそうです。(イスラム教の休日は金曜です)

そして、モハメド・アリさんは、遺言通り、今でもこのモスク中の一角に、安らかに眠っておられます。

ということで、今日のおまけの一枚はホテルから見た風景です。
エジプトと言わなければわからない、普通の都会な風景ですよね。
ナイルの流れだけは、何千年の時を経ても変わらないのでしょうが...


2007.07.26 Reiz