最後のKiss

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最後の Kiss (Re.006)


2007年の6月頃、ちょうど「雨のち晴れ」と同時期にできた曲です。
#まったく曲調の違う2曲なんですけどね。


この曲ができたのは本当に偶然。
友達が曲を作ろうとコード弾いている隣で、私だったらどんなメロディーにするかなぁ...と考えてた時に出て来たフレーズが


 疲れ果てて、眠る君の...


でした。


あまりにも切ないメロディーで、自然と涙があふれてきて、その瞬間に大事な曲になりました。
ただ、あまりにも大事にしすぎて、なかなか次のフレーズ、サビができず、自分の中で温めてしまった曲でもあります。


曲を作って行く中で、いいなぁ...と思うフレーズでも、他の部分が平凡なカンジになってしまって、終わってしまうこともあります。


私の場合、一回作ってしまうとフレーズが固定してしまうので、気に入ったフレーズのみ部品として他の曲に使い回すってことができないんですね。
なので、ヘタなフレーズが出て来てしまわないように、すっごく気を使いました。


ちょっと口ずさんでダメッっぽかったら速攻ヤメ。
そんなことを何回も、何十回も繰り返して、「時」を待ちに待ちました....


が、そうは言うものの、新曲が必要な時は出てくるわけで...
ある時思い切ってストーリーを進めてみて、


  あした朝陽が昇ったら、最後のKissをしよう...


このフレーズに辿り着くことができ、待ちに待った新曲が出来上がったわけです。


ライヴの〆はこの曲で...最後の最後までヒヤヒヤしましたが、納得のいく一曲になりました。
#実は、女性の方の評判が非常によい反面、男性ウケはイマイチなんです...ある意味、納得...

Reiz